都会的で洗練された見た目が特徴的な人気SUVのハリアー。
装備品やスペックはネットなどで簡単に確認することができますが、購入を検討するとなると、実際にハリアーを所有している人からの評判が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ハリアーの評価を調査し、多く聞かれた口コミを項目別にご紹介します。
良い評価はもちろん、辛口コメントや実際のユーザーが気になるポイントなどもまとめていますので、車選びの際にはぜひ参考にしてください。
エクステリア
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
ハリアーのエクステリアに関する口コミは、「かっこいい」「高級感がある」など好印象なものが多い一方、「先代モデルの方が好きだった」などの評価も見られました。
エクステリアデザインは、人によって好みに差が生じるポイントのひとつです。実際に使用しているユーザーからの口コミを参考に自分好みの見た目なのかどうかをチェックしてみてください。
ここからはハリアーのエクステリアに関する具体的な評価をご紹介します。
国産離れした高級感のあるデザインが人気
口コミを調査するなかで、多く見られたのが「デザインに高級感がある」という口コミです。
中には、見た目が気に入って購入を決めたとの声も。都会的でスタイリッシュなエクステリアデザインが人気の理由のひとつとなっていることが分かります。
上質さを求めるなら有料カラーがおすすめ
ハリアーには7種類のボディカラーが用意されており、このうち4色は追加料金の必要がない無料カラー、3色はオプション設定の有料カラーとなります。
- プレシャスブラックパール:+55,000円
- センシュアルレッドマイカ:+33,000円
- ホワイトパールクリスタルシャイン:+33,000円
- ブラック:0円
- ダークブルーマイカ:0円
- スレートグレーメタリック:0円
- スティールブロンドメタリック:0円
※センシュアル、ホワイトパールクリスタルシャイン、スティールブロンドメタリックは、内装の質感向上のため、ドアウィンドゥフレームモール(+5,500円)が搭載されます。
有料カラーを選択すれば、その分車の価格が上がりますが、実際に有料色を選択したユーザーからは「標準色と有料色では高級感に差が出る」という口コミも寄せられています。
車選びで重視したいポイントは人それぞれだと思いますが、見た目の上質さや高級感にこだわりたい方は有料色を検討してみてはいかがでしょうか。
無塗の樹脂が気になるとの声も
ハリアーのエクステリアデザインに関する口コミの多くはプラス評価ですが、中には「無塗装のパーツに安っぽさを感じてしまう」との声も。
特に価格が抑えられたエントリーグレードの「S」では、フロント・リアバンパーなどエクステリアの各所に樹脂素材が採用されているため、人によっては気になってしまう方もいるかもしれません。
そんな方には、高級感が生まれるメッキガーニッシュを多く採用した「Z」「G」の上位グレードがおすすめです。光に反射し輝くシルバーのパーツがシンプルな印象の樹脂パーツの上質感を高めてくれるでしょう。
また加飾だけでなく、ハリアーはタイヤやスポイラーのカラーなどもグレードによって異なります。グレード別の搭載装備を知っておけば、好みの見た目も見つけやすくなるでしょう。
ハリアーのグレード別の主な搭載品は以下の通りです。
搭載装備 | 「Z」「Z”Leather Package”」 | 「G」「G”Leather Package”」 | 「S」 |
アルミホイール | 19インチ(高輝度シルバー塗装) | 18インチ(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装) | 17インチ(シルバー塗装) |
ヘッドランプ | プロジェクター式LEDヘッドランプ+LEDデイタイムランニングランプ | 3灯式LEDヘッドランプ | |
フロントバンパー | メッキガーニッシュ付 | 加飾無し | |
フロントフォグランプ | 有 | 無 | |
アウトサイドドアハンドル | メッキ | カラード | |
LEDストップランプ | ロングタイプ | 通常タイプ | |
リヤルーフスポイラー | カラード+ピアノブラック塗装 | ブラック塗装 |
エンブレム周りは賛否両論
ハリアーと聞くと、鷹をモチーフにした特徴的なエンブレムを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
初代から採用されていた鷹のエンブレムですが、2022年に登場した4代目では廃止に。現在販売されている車両では、他の車種にも採用されているトヨタのエンブレムを搭載しています。
このエンブレムに関しては「モダンな雰囲気になって良くなった」という口コミもあれば、「特別感がなくなってしまった」とマイナスの評価も。人によって評価が分かれています。
精悍さを求めるならドレスアップがおすすめ
現在販売されている4代目(80系)ハリアーは、樹脂部分が大きいデザインを採用しているため、実際にハリアーを所有しているユーザーの中には、フロントやリアの見た目にボテッとした印象を持つ方もいるようです。
ノーマル状態でも高い評価が多いハリアーですが、「できるだけ樹脂パーツは減らしたい」「精悍な見た目にしたい」という方にはカスタムパーツの取り付けがおすすめです。
MODELLISTAなど、トヨタのカスタムパーツブランドから販売されているメッキパーツやエアロを追加すれば、より都会的な雰囲気を味わうことができるでしょう。
中間グレード「G」の評価が高い
エクステリアデザインで特に評価が高かったのが中間グレードの「G」です。
エントリーグレードの「S」は、車両価格が安い分、エクステリアの加飾も限られておりシンプルな印象に。一方、最上級グレードの「Z」では、さまざまな加飾が搭載され上質な見た目を楽しむことができますが、価格が高額になるため、装備内容と価格のバランスが良い中間グレードが人気を集めているようです。
「どのグレードを選べばいいか分からない」という方は、人気の「G」を中心にグレード選びをしてみるのも良いかもしれません。
インテリア
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
エクステリアデザインの評価が高いハリアーですが、インテリアの口コミはどのようなものが寄せられているのでしょうか。
ここからはインテリアデザインや内装の使い勝手に関するユーザーからの口コミを具体的にご紹介します。
電動で調整できる疲れにくいフロントシートが魅力
ハリアーのインテリアに関する口コミで多かったのが、「シートサイズがゆったりとしていて疲れにくい」という口コミでした。
大人が使用しても余裕のあるサイズ感が人気を集めていることが分かります。
またエントリーグレードの「S」を除くグレードでは、前後スライド・リクライニング・シート上下・チルトを電動で調整できる運転席8ウェイパワーシートを搭載。自分に合ったシート位置に調整できることも運転のしやすさにつながっていると考えられます。
ハリアーなら、体に疲れがたまりやすい長距離のお出かけも快適に過ごすことができるでしょう。
ただし、シートに関しては良い口コミばかりでなく、なかには「狭く感じた」「シートが薄い」という辛口評価も。
シートの使い勝手や乗り心地は、その人の体格や好みによって感じ方に差があります。そのため乗りやすさや質感が気になる方は、購入前に展示車などで実際に試してみることがおすすめです。
後部座席のスペースが狭いと感じる人も
フロントシートに関しては良い口コミが多いハリアーですが、身長が高い方や体格が良い方からは「後部座席が窮屈」という口コミも。
お子様や小柄な方であれば後部座席でも快適に過ごすことができますが、人によっては狭さを感じる方もいるようです。
普段からフロントシートをメインで使用している方であれば問題ありませんが、ご家族やお友達とのお出かけも楽しみたいという方は、後部座席のスペースにも注目してみるといいかもしれません。
高級感のあるインテリアを重視するならLeather Packageが人気
高級感にこだわりたい方からの評価が高かったのが、ハリアーの「Z」と「G」に用意されたLeather Packageです。
このグレードでは、高級感のある本革シートが搭載されるだけでなく、寒い季節でも快適に過ごせる温熱シートや、送風機能がついたベンチレーションを運転席・助手席に搭載。見た目の上質さだけでなくワンランク上の車内空間を楽しめることが人気の理由のひとつと考えられます。
さらに、上位グレードの「Z」「G」には2ウェイのランバーサポートが搭載されていますが、Leather Packageでは4ウェイにグレードアップ。長時間運転をしていると腰や背中が痛くなってしまうこともあると思いますが、自分の体に合わせた細かな調整ができるハリアーのLeather Packageなら、より快適なドライブが楽しめるでしょう。
フロントガラスに圧迫感を感じるとの声も
フロントピラーやドアミラーの位置を最適化し、良好な前方視界を確保したハリアーですが、フロントガラスに関しては「近すぎる」「圧迫感がある」などの口コミも寄せられていました。
また、「フロントピラーが大きく、死角が多い気がする」との声も。
フロントの視界に関しては、ドライバーの体格やシート位置によっても感じ方が異なりますので一概には言えませんが、安全な視界が確保できるか・死角が多くないかなどを現物で確認しておくと安心でしょう。
ナビやメーターは上位グレードの満足度が高い
ハリアーは、「Z」「Z”Leather Package”」「G」「G”Leather Package”」に視認性の良い7.0インチカラーマルチインフォメーションディスプレイがメーター内に標準搭載されています。
必要な情報をカラーで分かりやすく表示してくれるため、視認性の良さはもちろん、デジタル表示のディスプレイが生み出す先進的な雰囲気が高評価の理由のひとつとなっているようです。
エントリーグレードの「S」でも、上位グレードと同じくカラー表示のマルチインフォメーションディスプレイが搭載されますが、サイズはひとまわり小さい4.2インチとなります。
もちろん、「S」の装備品でも快適なドライブを楽しむことはできますが、高級感や上質さにこだわりたいという方は、上位グレードを選択するのもいいかもしれません。
パノラマルーフの解放感が高評価
ハリアーには最上級グレードの「Z」「Z”Leather Package”」に+198,000円で調光パノラマルーフを取り付けることが可能です。
このオプションを取り付けたユーザーからは「フロントシートだけでなく、リヤシートでも解放感を楽しめた」「特別感を味わえた」など高い評価が多く集まっています。
上位グレードにしか取り付けができないうえに、オプションの中でも高額なパーツとなりますので、パノラマルーフの取り付けを悩む方も多いかもしれませんが、このオプションは後付けができないメーカーオプションです。
そのため車選び・グレード選びの際には、オプションにも注目してみることをおすすめします。
走行性能
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
デザイン性を重視する方が多い車選びですが、それと同じくらい注目されるのが走行性能です。
特に荒れた路面の走行やアウトドアで車を使用する機会が多い方にとっては、走行中の揺れやアクセル・ブレーキの効きも気になるポイントとなるでしょう。
ここからはユーザーから寄せられた走行性能に関する口コミをご紹介します。ぜひ好みの乗り心地を見つける参考にしてください。
SUVとは思えないほど小回りが効く
サイズが大きいハリアーのようなSUVでは、「取り回しが難しいのでは」「狭い道での運転が心配」など小回りの効きやすさに関する不安を感じる方も多いかもしれません。
しかし、ハリアーのユーザーから寄せられた口コミを見ると「想像以上に小回りが効いた」「ハンドリングが良い」など高評価の口コミが多いため、見た目の大きさほど心配はいらないと言えるでしょう。
とはいえ、ハリアーの最小回転半径は、5.5~5.7mです。最小回転半径が5m以下の車両も多いコンパクトカーや軽自動車と比べると決して小さいとはいえません。
そのため運転に不安がある方は、試乗などであらかじめ操作感を試しておくことをおすすめします。
狭い道での運転に苦労するとの声も
「想像以上に取り回しが楽だった」という口コミが多いハリアーですが、やはりボディサイズが大きい分、住宅街の細い道の走行や、狭いスペースへの駐車に苦労するという声も寄せられています。
操作に不安がある方には「Z」「Z”Leather Package”」にオプションで用意されたパノラミックビューモニター(シースルービュー機能付)がおすすめです。
この装備は、シートやボディを透かしたような映像をディスプレイに表示し、ドライバーの操作をサポートするもので、目視では確認が難しい背の低い障害物や、後方エリアをしっかりと確認することができます。
搭載できるグレードは上位グレードのみに限られていますので、グレード選びの際には取り付けが可能なオプションにも注目してみてください。
荒れた路面でもしっかりと衝撃を吸収してくれる
ハリアーの走行性能に関する口コミで特に多かったのが「衝撃が少ない」「揺れが少ない」という口コミでした。
ハリアーでは、乗り心地の良さを追求するため、最新技術を取り入れたサスペンションや高剛性ボディを採用。しっかりと衝撃を吸収し、外に逃がす設計がユーザーからの高評価につながっていると考えられます。
街乗りがメインの場合はもちろん、山道や凹凸が多い道を走行する機会が多い方も快適にドライブを楽しむことができるでしょう。
実用的だが面白味は少ないと感じる方も
乗り心地に関して高評価が多いハリアーですが、実用性が高い一方、操作感や運転する楽しさは少ないと感じている方も多いようです。
乗り心地で何を重視するかは人によって異なると思いますので、実際に試乗などで感覚を試し、車選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
燃費
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
車を実際に購入するとなると気になるのが燃費。ハリアーにはハイブリッドモデルとガソリンモデルが用意されており、どちらを選ぶか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、ハリアーの燃費に関するユーザーからの口コミをご紹介します。
低燃費が魅力のハイブリッドモデル
ハイブリッドモデルを購入したユーザーからの口コミを見てみると、燃費に関してはおおむね満足している方が多いようです。
ただし、ガソリンモデルとハイブリッドモデルには車両価格に60万円程度の差があり、ガソリン代だけで車両価格の差を埋めようとすると、必要な走行距離は15万km以上。そこまで走行距離が多くない場合は、ガソリンモデルを選んだ方が総額でお得だという声も寄せられていました。
また、力強い走りが魅力の一つであるハリアーのハイブリッドエンジンですが、2.0Lハイブリットエンジンを搭載した他車種と比較すると燃費は落ちる傾向があります。
燃費、走行性能、乗り心地・・・
車選びで重視するポイントは人それぞれだと思いますので、納得のできる車両を見つけるためにも同じハリアーのガソリンモデルや、似たサイズの車種と比較検討するのもいいかもしれません。
ガソリンモデルの中では燃費は良い方
ハイブリットモデルと比較すると燃費が落ちるガソリンモデルですが、実際に購入したユーザーからは「思ったより燃費は悪くない」「長距離では20km/L以上が出た」など、燃費性能に納得している声が多く寄せられていました。
燃費の良さに特化したコンパクトカーや軽自動車ほどではありませんが、街乗りでも遠出でもそこまで燃費の悪さを感じる心配はなさそうです。
また、ガソリンモデルはハイブリッドモデルよりも60万円程度、車両価格が安く設定されています。購入価格を抑えてハリアーに乗りたいという方にもおすすめです。
価格
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
価格に関しては、見た目の高級感や充実した装備から値段相応、もしくはそれ以上の価値があると考えているユーザーが多いようです。
特に見た目に関しては「周囲からの評判も良い」との声も寄せられており、ハリアーなら高級SUVらしい見栄えの良さも手に入れることができるでしょう。
ただ、中には「オプションが多く、好みの装備をつけるとかなり高くなる」と感じている方も。
SDナビゲーションシステムやパノラマルーフを取り付けると数十万円以上のプラスとなってしまいますので、自分に必要な装備をあらかじめ検討しておくことをおすすめします。
まとめ
画像引用元:トヨタ公式ホームページ
ハリアーを実際に使用しているユーザーからの口コミをまとめると、高級感のある見た目や乗り心地のよさに満足していているというプラス評価の声が多く聞かれました。
特にエクステリアデザインに関しては、「国産車にはないようなスタイリッシュさ」や「価格以上の上質さ」を感じている方が多く、ハリアーが人気を獲得し続けている理由がうかがえます。
一方、内装デザインや燃費に関しては賛否が分かれており、気になる点があるというのも事実です。
見た目や燃費、走行性能など、車選びで重視したいポイントは人それぞれだと思います。納得のできる一台を見つけるためにも、今回ご紹介した口コミを車選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
【ディスクリプション】
登場以来、長きに渡り幅広い層からの人気を獲得し続けているトヨタ・ハリアー。実際に購入したユーザーはどのような評価をしているのでしょうか。本記事では、ハリアーを使用している方の口コミをデザイン・走行性能・燃費などさまざまな角度から分析します。口コミを参考にすれば、購入後のカーライフもイメージしやすいと思いますので、ぜひ参考にしてください。
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